認可保育所について

保育のしくみ

保育制度の概要

保育所は、「保育に欠ける」乳幼児を、日中保護者にかわって保育することを目的とする施設で、児童福祉法に基づく「児童福祉施設」の一つです。
対象となる児童は、保護者が共働きなどの場合であり、年齢は0歳から小学校入学前までです。
日本には保育所が公私立あわせて2万3千か所余あります。この数は、小学校(約2万2千)に近く、中学校(約1万1千)のほぼ2倍に相当します。
希望者は市区町村の窓口に申し込み(保育所が代行するところもあります)、市区町村が入所の可否と費用(保育料)の額を決定します。
保育所の運営のための経費は、保育料の他、国、都道府県、市区町村の公費負担で賄われます。 以上の入所手続きや費用等は、施設の公私立を問わず同じ扱いになっています。

認可保育所と認可外保育施設

「○○保育園」「○○保育所」「○○幼児園」等など、保育園関係の施設にはいろいろな名称が付いていますがどのような違いがあるのでしょう。
保育園、保育所といわれている施設には認可施設と認可外(無認可)の施設とがあります。 認可施設とは、児童福祉法で定められた「保育所」として、都道府県や市等の自治体から認可された施設です。認可施設になるためには、施設設備や職員の資格などについての最低限の基準を満たさねばなりません。 「保育所」は法律上の用語であり、保育所として認可された施設の名称として保育園、保育所、幼児園等が使われているのです。
認可保育所ではないところが、こどもを保育すること自体は禁じられていません。いわば誰でもやっていいわけです。このように認可を受けないで保育をしている施設は、一般 に認可外施設とか無認可保育所といわれています。 認可外施設の中には1.企業が従業員のために設けた事業所内保育施設、2.市町村が山間部等に設置したへき地保育所、3.それ以外の施設等があります。
一方、児童福祉法では「保育所」「保育園」などの名称の使用は制限されていませんから、認可外施設でも「○○保育園」という名称を使用してもよいのです。認可施設かそうでないかは施設の名称から見分けることはできません。
保育所関係施設の数
  施設数 入所児童数
認可保育所 22,898か所 定員 2,121,377人
入所数 2,132,651人
公営保育所 10,935か所 定員 1,010,688人
入所数 925,412人
私営保育所 11,963か所 定員 1,110,689人
入所数 1,212,280人
認可外保育施設 11,153か所 入所数 232,765人
事業所内保育施設 3,869か所 入所数 56,344人
ベビーホテル 1,756か所 入所数 32,013人
その他 5,528か所 入所数 144,408人

(注)認可保育所:平成20年10月1日現在(厚生労働省社会福祉施設等調査)

    認可外保育施設の現況:平成21年3月31日現在 (厚生労働省保育課調)


認可保育所については、
  1. 建物、屋外の遊び場等の設備
  2. 保育士・嘱託医・調理員等の職員
  3. 保育時間
  4. 保育内容等
について「児童福祉施設最低基準」(厚生省令)で定められています。また、都道府県(市)が基準を守っているかどうかについて定期的に検査する仕組みになっています。
認可外保育施設については、上記のような基準は適用されません。しかし、児童の安全確保の観点から必要最低限の基準が定められています。